国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)は、障がいのある方も、ない方も、
すべての人にご利用いただける施設です。障がい者が主役の芸術・文化・国際交流活動の機会を創出し、
障がい者の社会参加促進をめざします。施設内には、多目的ホールや研修室、宿泊室、レストランを備えています。
プロジェクト
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トラベルサロンに参加した理由
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☆就職した知的障がい者のメンバーと海外旅行したいため。
★資格を取得したものの障がいのある方との外出経験が全く無かったのですが、ご一緒させて頂けるというお話を頂き、しかも海外で5日間と言うことで、これ以上の勉強の機会は他に無いと思い、参加させて頂きました。
☆福祉関係の仕事に携わっており、台湾のバリアフリー状況を知りたかった。また、障がいのある方と行動を共にすることで、様々な場面のトラブルや対処方法など、日頃経験できないような勉強ができると思ったので参加させていただきました。
★ゼミ担当の先生からの紹介。ビッグ・アイに自宅から行きやすい。バリアフリーへの関心
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勉強会
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感想・印象に残ったこと
☆毎回異なる分野から来られた講師に、様々な角度からの取り組みを聴くことができて大変勉強になりました。日本航空の取り組みは知らなかったことが多く、思った以上にしっかりしていたので感心しました。
★月一回の勉強会で、様々な職種の方からお話が聴けたのが良かったと思います。これにより、かなりの不安が軽減されました。台湾のバリアフリー旅行会社の旅ごころさんは特に、実際に現地でお世話になった観点から、一度でも顔を合わせていたのは大きかったと思います。
☆旅行を企画する側からすると、旅サポの久保田さんの話は「サポートする人に旅費を払ってもらうが、一緒に楽しんでもらう」という今までにない観点だったので参考になりました。また、シ―パル須磨の一枝さんのように、ホテル側の話が聴けたのも宿泊に関する不安が軽減できたように思いました。また、敢えてマニュアルを作らないという取り組みにも驚きました。一度はシ―パル須磨を利用したいとも考えています。JALの木ノ下さんが勉強会で顔を合わせた後日に連絡してくれ、相談してくれたのは本当に関心しましたし、今までにない安心感を感じました。このように考えると、全ての勉強会が台湾旅行に向けて行われていたので、不安を取り除き、イメージがしやすかったことが成功への第一歩だったように思います。
★講師の方々からは、日頃接点の無いお話が聞けて、考えていた以上に色んなものが進んで工夫されていたり、またはその逆の事もあり、知識や興味の幅が広がりました。あと、参加者の方々とのコミュニケーションの回数が増える事により、旅への不安を安心に変えていく事ができたので、参加して良かったと考えています。
☆自分ですることと人に頼むことを区別する(善意に頼り過ぎない)。障がい者専用の設備ではなく、一般のものを利用できる方がいい。バリアフリーに完璧を求めない(人によって使いやすさが違う)。工夫や協力があれば、少し不便なことがあっても安く旅行できる。行ける場所ではなく、行きたい場所に行くためにどうするかを考える。バリアフリーの情報だけでなく、バリアの情報が欲しい
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台湾旅行
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楽しかったこと
☆基本的に楽しい事ばかりでした。自由度も高かったので、個人的に大学時代の友人にも会えて嬉しかったです。料理も美味しいものばかりでしたし、雨を除けば観光場所も良かったと思います。年齢層に差があったことも良かった点ではないでしょうか。大げさな表現かもしれませんが、トラブルも面白く感じられる旅行でした。
★台湾は初めての経験でしたので、基本全ての事が楽しかったです。日頃の旅行は個人旅行ですので、大勢で居ると情報交換ができ、同じ時間での体験談がその場で共有できるのが良かったです。一緒に遊び、笑い、感動し、苦労も共にし、想い出も共有できる事が何より嬉しい事でした。
☆異文化に触れることはとても楽しく、特に九份の町並みは楽しく散策させていただきました。また、参加されている皆さんとの交流も楽しかった。
★現地の人との交流は歓迎ムードがうれしかったし、普段の旅行では経験できない。自分とは異なる世代の人の中で旅行できたこと。
印象に残ったこと
☆初日から雨。現地障がい者団体との交流。高雄での地震。台湾のバリアフリー交通機関。
★夜でも治安が良く、夜市など遅くまで開いているのはありがたかった。街中のお店に入り、訳の分からないままメニューで注文した野菜入りワンタン麺が絶品で、値段も安かった(65元)のは嬉しかった。全体的に物価が安いので良かった。
☆高雄での1日。行き帰りの新幹線は出発時間まで余裕があると思っていたが、ギリギリで少し焦った。あの程度の地震で電車がとまるとは思わなかった。無事に帰れたので、いい思い出かな。
不満だったこと・改善点
☆旅行としては、スケジュールがタイトだったかと思います。車いすの方にとっては日によって10時間ぐらい座っていたので、辛かったのではないかと思います。
★気候の良い時期に旅ができたら楽だったろうと思います。夜出発の朝帰りの便は、もったいない気がしました。天候の善し悪しに対する準備が不足していて後悔しました。全員がもっと気をつけ、簡素で上手に素早く対処できる装備を工夫しておくべきでした。それが出来ていれば、雨でももっと楽しめたはずだと思います。観光では移動の時間が長く、無駄に時間を費やしたところもある計画に疑問を持ってしまいます。サービスが過剰で、もう少し欲張らず車椅子の方々優先の優しい計画を希望します。
☆ホテルなどカード払いを前提にしていたため、現金の持ち合わせがなかったのに、到着した空港でいきなりホテル代を現金で徴収されたのは痛かった。あとは、天候がずっと悪かったのが残念でした。
★有名店で無くても全員一緒に食事したかった。全員で待つ必要の無い所まで、一緒に待たされた。
☆野柳での大雨:車いすでなくてもしんどい。バスの移動時間の長さ。ホテルへの出入りが面倒:最初から裏口の段差なしルートを知っていれば良かったのに。
障がいのある人と一緒に旅行することについての感想
☆旅行までに何度も顔を合わせていたので、特別気を使い過ぎることなく接することが出来たように思います。必要な時だけ手を貸すのも簡単なようで難しいですが、それが自然に出来たのが双方共に良かったのではないでしょうか。ノーマライゼーションへの第一歩と言ってしまうのは大げさでしょうか?
★本当に「お手伝いの人員」ではなく参加者同士で普通に旅行を楽しめた事がすばらしいと思いました。少々昼間の計画予定が達成できていなくても、解散後の夜に挽回して十分盛り返せました。 舗装の悪い道、列車移動、タクシー移動、トイレ問題、食事の席など、一緒に考え苦労や工夫をできた経験は貴重なものとなり、自分のこれからのヒントになるところの多いツアーとなり幸せです!
☆移動や準備に時間がかかり、行動範囲が狭くなると予想していましたが、多少の不便があるものの皆さんが思った以上に行動的に活動されていたのでびっくりしました。一緒に過ごしていても全く違和感もなく普通に旅行に行った感覚です。車イスの方は座りっぱなしなので、かなりつらかったのではないかと思っています。
車いすでの移動は考えていた以上に時間がかかった。普段自分では車いすを使わないので、階段や段差のない移動経路を探すのにとまどったが、それ以外で特別意識することもなく旅行できた。やっぱり体験してみないとわからない。
障がいの種類や程度、体力や疲労、天候などで適切な移動経路が違うと感じた。複数のルートに分けて移動する方が良かったのではないかと後で気づく場面があった。
移動での障がいはないが、アレルギーのため食事には不安なこともあったし、助けてもらうこともあった。旅行に関しては、移動だけでなく食事やコミュニケーションなど、いろいろな障がいがあると気づけた。
荷物を運ぶなど、ちょっとした協力がコミュニケーションを取るきっかけになった。自分だけ学生で、年齢が上の人ばかりの所に入ることが始めてなので不安もあった。相手側に気をつかわれても困るし、ボランティア扱いされても嫌だと思っていたけど、そんなことが無くて楽しかった。あまり構えすぎなくてもいいのだなと思う。
初めは、普段から自分で外出している人が多いので、何をしたらいいのか、逆に何もしない方がいいのか戸惑いがあった。だが、何日か一緒に行動するうちに、無意識のうちに自分がどう動くべきか理解できるようになってきたのかもしれない。自分と相手では感じ方が違うかもしれないけれど…
★観光時のルート選択。杖歩行者にとっては移動がフラットでも距離があったらきついので、そのバランスが難しいなと思いました。
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今後に向けての意見・提案
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☆第2回だけではなく、数回にわたって続くことを熱望します。知的障がい者などにも参加して欲しい。旅行前に簡単な食事会とか、大阪観光のような親睦会があったらもっと良いのでは? 障がい者施設職員や、学生にも参加してもらいたい。海外も良いのですが、国内も企画していただけると嬉しいです。
★観光ばかりではなく、何か一緒に体験する事ができれば楽しそうですね(釣り・ダイビング・カヌー・アロママッサージ・民族衣装の変身写真・染め物・観劇・ロープウェイ・ドレスアップして高級料理 等々)。今回はメンバーがある意味良すぎたのかな?とも思えるいいツアーでしたが、障がいの種類や車椅子の人間の数など、バランスを計算にいれておかないと、健常者の数が多く必要になって、移動や食事が大変な事になるかも知れませんね。次回は海・山、もしくは思いっきりの大都会、でかい遊園地なんかも良いかと思います。オーロラは無理かな? またご一緒したいです。楽しい企画に参加させて頂き、本当にありがとうございました。事故無く戻れて、データ交換などもでき、大変嬉しくおもっています。今後も友達付き合いできる方々と繋がれて幸せです!
☆木島さんをはじめ、職員のみなさん、本当にありがとうございました。企画・運営で多大なご苦労があったことと思います。しかし、今回の企画旅行が障がい者の社会参加への促進になることは間違いないと確信しております。今後も、このような貴重な機会を、海外旅行を諦めている障がい者に届けてもらえたらと思いますし、その為の協力は惜しみませんので宜しくお願い致します。
★車いす以外の障がいのある人も参加すると、難しいかもしれないけど、幅が広がって面白いと思う。自分と同世代の障がいのある人もいたら良かった。
もっと学生も参加して欲しい。福祉を専門に勉強している人は、外出や旅行についてあまり考えることが無いのかもしれない。生活する上で必要なことだけでなく旅行などの楽しみがないとつまらない。初めはこういう場に参加するのはハードルが高いと感じていたし、実際に台湾に行くまではあまり話をすることも無かった。それでも、最終的にはたくさん話をすることも出来たし、旅行を純粋に楽しめた。もし、学生がゼミ仲間や友人と一緒に参加すると、かえって集まってグループになってしまうかもしれない。個人的に参加した方がいい経験になると思う。
☆今回はメンバーに恵まれていたと思う。今後も「来る者拒まず」の姿勢を取るんだったら、勉強会(旅行検討会)への参加をしっかりルール化したらどうかな、と思いました。普段「自分でできる」と思っていても、旅行という非日常でもできるかというと別問題となる(特に旅行経験の浅い方)。
もしもの時を考えるといくら優れたメンバーでも解決できないかもしれない。「解決できませんでした」じゃ済まないこともあるし、本人にとっても不幸だ(そんなことを言っていてはどこへもいけないが)とそんなことをちょこっと思いました。
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