“アーツセミナー” 「about me」が伝えたいこと

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開催内容

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表現活動は、その人自身にとってどんな意味があるのだろうか。
そんな問いかけからはじまった展覧会「about me」。
それは、「作品」展示を目的とした展覧会ではなく、「モノ（作品）」を通して、ひとりの「ヒト」やその日常の時間のなかから生まれるコミュニケーション、他者とのつながり、関係性のあり様を見つめ、彼らが何を必要としているのか、その周縁にいる人は何を大切にしていかなくてはならないのかを深く掘りさげる、そんな対話の集大成をかたちにした展覧会と言える。

このセミナーでは、さまざまな「モノ」や「ヒト」との対話、日常の生活や展覧会「about me」の開催を通して見えてきたものや、そこで生まれた新たな「問いかけ」をもとに、障がい者の表現活動に関わる人に大切な視点や、これからの課題について考えます。

★登壇者★（敬称略50音順）

岡部太郎（おかべ・たろう）
一般財団法人たんぽぽの家　常務理事
1979年群馬県前橋生まれ。高校時代より、地元前橋で地域を巻き込んだアートプロジェクトに参加。現在は奈良を拠点に障害のある人とコミュニティをつなげるプロジェクトや、展覧会、舞台、ワークショップ、セミナーなどの企画運営を担当。また、障害のある人と新しい仕事を提案する「Good Job!プロジェクト」を推進している。

川井田祥子（かわいだ・さちこ）
鳥取大学地域学部教授。博士（創造都市）。文化経済学会＜日本＞理事、日本文化政策学会理事。研究テーマはアートによる社会的包摂および地域再生。NPO法人都市文化創造機構の理事・事務局長も務め（2007～2018年）、創造都市・創造農村をめざす自治体やNPOなどのプラットフォームとなる「創造都市ネットワーク日本（CCNJ）」設立にも携わった。著書に『障害者の芸術表現』『創造農村』（共編著）など。

藏座江美（ぞうざ・えみ）
2000年より熊本市現代美術館の学芸員・司書。2002年の開館記念展で菊池恵楓園入所者と出会い、以降様々な気づきを与えられる。2015年より一般社団法人ヒューマンライツふくおかの理事として、菊池恵楓園絵画クラブ金陽会の絵画作品の調査、保存活動を始める。2016年からは各地で金陽会の展覧会を企画し、啓発活動を行っている。

ファシリテーター 鈴木京子（すずき・きょうこ）
国際障害者交流センター ビッグ・アイプロデューサー（副館長）。2001年より、国際障害者交流センター ビッグ・アイの事業企画、制作に関わる。誰もが参加できる舞台や展覧会などの企画、制作、運営や障害のあるアーティストの支援活動にも取り組んでいる。著書に『インクルーシブ シアターを目指して／障害者差別解消法で劇場はどうかわるか』（ビレッジプレス）。

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