国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)は、障がいのある方も、ない方も、
すべての人にご利用いただける施設です。障がい者が主役の芸術・文化・国際交流活動の機会を創出し、
障がい者の社会参加促進をめざします。施設内には、多目的ホールや研修室、宿泊室、レストランを備えています。
プロジェクト
「合コンがしたい!!」「恋がしたい!!」「出会いがほしい!!」。気になる“みんなの恋愛・結婚事情”。障がい者を対象とした婚活パーティーを企画・運営する遠藤久憲さんに、恋愛や結婚について、現状と課題をうかがいました。
<講演会>
講師の遠藤さんは、新聞社で勤務する一方、プロデューサー兼アートディレクターとして障がい者向けマガジン『Co-Co Life』発行に携わっていらっしゃいます。
障がい者を対象とした婚活パーティー「きっと出会える パーティー」を始めるきっかけは、『Co-Co Life』にて「恋愛・結婚」特集をしたこと。読者アンケートや座談会で、「障がい者は圧倒的に出会いのチャンスが少ない!!」という声が。そこで、「Co-Co Lifeが出会いの場を提供しよう! しかも、障がい者と健常者混在パーティにしたい!」と企画したそうです。記念すべき、第一回目は、2010年2月に銀座で開催。参加者は、女性14名、男性10名の24名。うち、障がい者は20名でした。パーティーは大盛況で、見事カップルも誕生!
遠藤さんは、パーティーをしてみて、気づいたことがあると言います。それは「障がい者に出会いの機会は少ない。だからこそ、出会いの場の需要は高い」「健常者が障がい者を対象とした婚活パーティーへ参加するのにはハードルが高い」「婚活パーティー参加をきっかけに、オシャレをしたり、ポジティブな気持ちになったり、行動をおこすきっかけになった人が多い」など。
最後に、こんなアドバイスをいただきました。「よい出会いの確率は、機会の多さに比例する。恋愛したいなら、男も女もアクションが必要。男は狩人のDNAを持っている。とにかく誘え!」「女は選ばれようとするDNAを持っている。とにかく自分磨きをして、魅力をアピールしよう」「ともかく相手を気持ちよくさせよう。共通の話題として、食べることは基本。食の話題からはいろう!」「相手の話題には共感する。相手のいいところ、優れているところを見つけ、ともかくほめる」「絶対に次につながる約束をとりつける」。
<講師紹介>
遠藤 久憲 (えんどう ひさのり)さん
1965年秋田県生まれ。明治大学文学部中退。サンケイリビング新聞社勤務。新聞社勤務のかたわら、プロデューサー兼アートディレクターとして、障がい者向けマガジン『Co-Co Life』の発行に関わり、多数の障がい者を取材。誌面と平行して、「きっと出会える パーティー」「車いすお茶会」「競馬観覧イベント」など、障がい者と健常者の交流イベントを企画・プロデュース。現在、特定非営利活動法人 施無畏の理事を務める。
<参加者による談話会>
以下の3点をテーマに語り合いました。
<「きっと出会えるパーティー in 関西」>
「愛カフェ」終了後、婚活パーティーをプチ体験。参加者は、女性8名、男性8名の16名で、うち障がい者は10名でした。自己紹介やフリートークタイム、チームに分かれてゲームにチャレンジなど、互いの距離を縮める楽しみがいっぱい。そして、運命の告白タイム!! 気に入った相手の名前を紙に書いて、マッチングすればカップルに。なんと、3組のカップルが誕生しました!!
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