タッチ・ザ・ワールド・フェスティバル
K スペシャルコンサート
甘く優しい歌声を
まず演奏されたのは、あのヒット曲「Only Human」です。柔らかく澄んだ歌声に、両手を握りしめながら舞台を見つめる女性もいて、歌が終わると、大きな声援が観客席のあちらこちらから飛びました。
歌でメッセージを伝えたいとおっしゃるKさんの思いを表すような、「music in my life」はアップテンポンな曲調で、持ち前の優しい歌声をダイナミックな表現に変えて、ステージを右に左にと動きながらの演奏となりました。
このまま、いつまでもコンサートが続けばいいのにと思っていた観客も多かったのでしょう。「最後の曲となってしまいました」という言葉に、「えー!」という大きな声が一斉にあがりました。その最後の曲は、英語で歌う「Layla」。パワフルな歌声に、音楽が国を越えて人々をつなぐのだということを実感した人も多かったに違いありません。
すべての曲が終わると、舞台の真ん中で大きくお辞儀をした後、手話通訳の女性に拍手を送ったKさん。温かい人柄を感じさせられるステージでした。
- K(けい)
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【プロフィール】
1983年生まれの韓国人男性歌手。教会での演奏がきっかけで歌手デビューする。2004年に来日するや、翌2005年春には「over...」が大ヒット。その後も「Only Human」が20万枚の大ヒットとなり、自身最大の大ヒットとなった。また2006年には日本全国ツアーを成功させるなど、活躍を続けている。