タッチ・ザ・ワールド・フェスティバル
タンゴトリオ・コケータ
哀愁と官能のアルゼンチン・タンゴの世界を堪能
ピアノ・バンドネオン・バイオリンのトリオで演 奏された「エル・チョクロ」は情熱的で、みな目をキラキラさせて耳を澄ましました。
二曲目は「エマンパシオン」。エルネスト&リカの官能的なダンス表現が加わって、ステージ上にアルゼンチンの風が吹いているように感じます。
三曲目はロベルトが歌で参加。なめらかな歌声が、「誰も知らない私の悩み」というタイトル通りの哀愁を帯びた曲調によく合いました。この曲のリズムは三拍子で、一拍目は手を打たず二拍目と三拍目に打つという少し難しいものなのですが、曲が最高潮に盛り上がってくると、みなの心が一緒になったかのように、手拍子が湧きあがりました。その後も「リベルタンゴ」など、日本でもよく知られたタンゴが次々と演奏され、最後の曲である「レクエルド」が終わっても、拍手が鳴り止みません。アンコールに応えて「ラ・クンパルシータ」と、「アディオス・パンパ・ミーア」が演奏されました。
- コケータ(こけーた)
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【プロフィール】
タンゴ・アンザンブル「オルケスタ・アストロリコ」のメンバーと、ピアノの吉岡雅美によって2004年5月に結成され、地方自治体の主催する演奏会などに多数出演してきた。レパートリーは、モダンなアルゼンチン・タンゴや古典、ヨーロッパタンゴの他、ヒットソングのタンゴアレンジなど幅広く、多数の人を魅了している。
- ロベルト・デ・ロサーノ (ろべると・で・ろさーの)
【プロフィール】
ブエノスアイレス出身。
弱冠15歳でプロデビュー後、テレビ・ラジオ等で活躍し数々の賞を獲得。
南米最大のフォルクローレ祭であるコスキン フェスティバルで見事優勝を果たす。98年より日本で活躍中。- エルネスト&リカ (えるねすと あんど りか)
【プロフィール】
ブエノスアイレス生まれのエルネストと、日本人のリカのコンビ。
神戸・北野を中心に、日本全国で活動している。