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ハートフルフェスタ2008

庄野真代 ハートフルコンサート

~身近な人を愛することからはじめよう~

庄野真代 ハートフルコンサート

みんなが待ちかねていた、庄野真代さんのコンサートが始まりました。「飛んでイスタンブール」や「モンテカルロで乾杯」といった、庄野さん自身のヒット曲はもちろん、「いとしのエリー」や、「ダンシング・オールナイト」などの懐かしい曲もメドレー形式で披露され、手拍子が絶えることはありません。舞台と客席が一体となった、暖かいコンサートとなりました。

三曲目に演奏された「恋のバカンス」は、間奏部分から手拍子を始めると、とてもいい雰囲気になる曲だということで、庄野さんのかけ声で、一斉に手拍子が沸き上がりました。演奏の後、ベースの渡辺茂さんに、庄野さんが「会場のみなさんのリズム感はどうでしょう」と尋ねると、「満点ですね」との太鼓判。少し誇らしげな笑い声があちらこちらで聞こえました。

ここしばらくの寒さのせいで、風邪をひいてしまったという庄野さんですが、少しかすれてはいても、甘い優しい声が損なわれることはありません。なによりもその明るい笑顔が、歌声を更にチャーミングに感じさせるのでしょう。NPO法人「国境なき楽団」の代表者としてさまざまな活躍をされている庄野さんはもちろん、ベースの渡辺茂さん、ピアノの加藤実さん、ギターの田中章さんのメンバーすべてがなんらかの形で障害者と関わり、さまざまなパワーをもらっているのだとか。「優しい世界は、まず自分の隣の人を愛することから広がっていく」という庄野さんの歌声に、みな真剣な表情で聞き入っていました。

庄野 真代 (しょうの まよ)
庄野 真代 (しょうの まよ)

【プロフィール】
1954年12月生まれ、大阪出身の歌手。
高校入学と同時に演奏活動を始め、1978年に5枚目のシングル「飛んでイスタンブール」が大ヒット。NHKの紅白歌合戦に出場するなどその人気は不動のものとなる。
2005年、平和市民コンサート「セプテンバーコンサートJP」を提唱し、2006年3月には、特定非営利活動法人「国境なき楽団」を設立。訪問コンサートや世界の子どもたちに楽器をおくる活動などに取り組んでいる。。


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