
全5回にわたって開催された「第5回大阪府障害者芸術・文化オープンカレッジ」の演劇コース。講師は、3度めのオープンカレッジ講師となる深津篤史さん。

参加者は、14歳〜48歳の11名。演劇はまったく初めてという人、このオープンカレッジの他のコースに参加したことで自分を表現する楽しさにはまり今回は演劇コースに参加してみた人など、演劇に関する経験も年齢もさまざまなメンバーです。
毎回、発声練習にしっかりと時間をかけ、アニマルエクササイズという動物のものまねをしたり、「自分の記憶を言葉に、からだにおこす(表現する)」というトレーニングで、参加者がこれまでに体験した楽しいこと、うれしいことをみんなの前で表現するということが繰り返されました。参加者たちは「動物のものまねは難しいけど、面白かった」「最初は大きな声が出なかったけど、少しずつ出せるようになった」と、オープンカレッジでは有意義な時間を過ごせたようです。

最終日に行われた舞台発表では、聴覚障害のある参加者が懸命に長いセリフを話し、動物のものまねのシーンでは車椅子の参加者が両手や体全体を使ってホタルを表現してくれるなど、見どころが満載。「人前でしゃべることは楽しいということ。自分の言いたいことが人に伝わる面白さ、人の言いたいことを聞くことは面白いということを感じてもらえればうれしい」と深津さん。2チームに分かれて宮澤賢治の「どんぐりと山猫」の1シーンを多目的ホールの舞台で発表。

それぞれが披露する動物のものまねや幸せなお話に興味深く目を見張り、聞き入っていました。「5回のワークショップは楽しくてあっという間だった」「終わってしまうのが寂しい」と語る参加者たちの声には、深津さんの思いがしっかりと伝わっていたようです。