第4回「大阪府障害者芸術・文化オープンカレッジ」
身体を遊ばせ、音を感じれば、それがダンスになる。
ダンスコース
ダンスコース110月9日から11日まで3日間の日程で開催される予定だったダンスコースが、台風の影響を受けて初日が中止となってしまいました。そのため、2日間のワークショップとなりました。

まず、1日目は、名札作りからスタート。それぞれがクラフト紙をちぎり、今日呼ばれたい名前を自由に書いてTシャツの胸に貼付けました。そして、身体をほぐすためにストレッチをしたり、紙や布・ボールといった素材を使って自由に動きます。最初は緊張気味だった参加者も、講師や他の参加者の動きを見るうちに、少しずつ体を動かして表現することのおもしろさに気づき始めたようです。
そして、アフリカやアジアの民族楽器を使った素敵な演奏に身体の動きをあわせていると、自然とダンスが生まれてくるようでとても感動的でした。

ダンスコース2 ダンスコース3 ダンスコース4

二日目は、ダンス経験のあるサポートダンサーたちを交え、身体の動きで自己紹介をしたり、人の動きをまねてみたりと体を自由に動かします。ダンスコース5時間が経つにつれ、参加者の動きものびのびと変化していきました。そこで、3つのグループに分かれてダンス作品を創作することに。限られた時間内でダンスのストーリー、決めのポーズ、そして、音楽や照明のイメージを考え、練習を繰り返して6分程度の作品を完成。ワークショップの最後の作品発表会では、足でリズムを刻んだり、二人で布のはしっこをもって上下に動かし、下を次々とくぐり抜けて行ったりと、一人ひとりが表現者としての動きを身につけていることに驚かされました。ダンスコース6
「ダンスって言うとステップを覚えてっていうイメージがあると思うんですけど、いろんな動きをやってみて、それをつなげていくとダンスになるっていうことへの“気づき”を感じてもらいたかったんです」と講師の宍戸さん。身体の自由な動きが音楽や照明の効果を得て、さらにイメージを膨らませ、見る人を感動させる。そんな3つの作品が完成しました。11歳から56歳までという幅広い年齢層の参加者たちは、口を揃えて「楽しかった」「また挑戦してみたい」「みんなで一緒にできたのがおもしろかった」と、感想を語ってくださいました。参加者たちにとって2日間のワークショップは、とても有意義な体験となったようです。


講師紹介
講 師  宍戸 信子(ししど のぶこ)
幼稚園教諭時代から「総合的な表現活動」に興味を持つ。また、障害児・者とのかかわりを広げる中で、すべての基本となる「からだ」を意識し、あそび・表現・エクササイズの理解を深める。「創造的な音と動きの教育」(ザルツブルグ・オルフ研究所)との出会いを機に、クリエイティブアート/コミュニティアートを学ぶ。子ども・おとな・保育者・障害の有無を超えて「誰でもみんなアーティスト!」に気づくワークショップ活動を展開。


講 師  中西 恵子(なかにし けいこ)
版画や朗読をする一方で、身体を通しての感覚や表現の重要性に関心を持ち、様々なワークショップに参加。宍戸に出会い「クリアルテ」として共に行動し、福祉作業所などでのコミュニケーションダンスのワークショップを行う。 障害の人たちのアートサポートグループ「アートスペースひとの森」のスタッフとして活動。
 


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