障害者芸術・文化オープンカレッジ2004
この歌声、リズムにのって、どこまでも届け!
音楽コース
音楽コースのワークショップは、講師の福本さんによるトークとピアノ弾き語りによるミニライブで始まりました。

音楽コース1福本さんは先天性の視覚障害のために全盲となりましたが、シンガーソングライターとして精力的に活動。また障害のある方を対象とした音楽教室で、さまざまな障害の方を対象に音楽指導も行っています。教室に通っている生徒さんの演奏を流しながらその人の症状や音楽への取り組み方を紹介して、時間をかけて成長していくことの大切さを教えてくださいました。

音楽コース2トークの合間のミニライブでは、自作の曲に加えて「世界に1つだけの花(SMAP)」「少年時代(井上陽水)」などお馴染みの曲目も演奏。参加者の方々は自然と身体でリズムをとっていました。「まずは音楽を聞くということから色んなことを感じてもらいたい」と福本さんは語ります。

1日目の最後は参加者の自己紹介です。今まで音楽を全くやったことがない方もいれば、すでに発表の場を経験したことのある方も。楽器経験者はピアノやドラム、サックス、大正琴、ギター、ハンドベルなど、多岐に渡っていました。

2日目は「楽器パート」と「唄パート」に分かれてパート別レッスン。各自が楽器を持ち寄って演奏したり、得意な歌を歌ったり、自分の出来ることを精一杯に表現しました。福本さんは一人ひとりと話をしながらアドバイスをして、参加者の個性を活かした発表に向けてみなさんをまとめていきました。
音楽コース3 音楽コース4 音楽コース5

3日目は楽器と唄、みんなで一緒に発表です。昨日やったことを思い出し、確認しながら合わせてみました。 課題曲の「さんぽ」「大きな古時計」「上を向いて歩こう」の3曲をそれぞれ演奏。バラバラに練習していたときとはまた違い、参加者みなさんの想いが1つになったようです。


◇講師紹介
福本淳(ふくもと きよし)
1970年、京都府生まれ。
先天性視覚障害のため、視力回復手術を試みるも、19才で全盲となる。1993年、大阪芸術大学演奏学科声楽科を卒業。その後、自作の曲を中心としたピアノの弾き語りによる演奏活動を展開。1994年、個人音楽スタジオ(福本ヒーリングスタジオ)を開設。自らの体験をもとに「障害者向け音楽教室」を実施、1998年ファーストCDアルバム“小さな出逢いから”を発売。2000年8月には長居スタジアムにてセレッソ大阪公式戦のオープニングアクトおよびハーフタイムショーに出演。その後、シングルCD「風をみたひと」を発売。ラジオ出演や全国各地でイベント、コンサートを行うなど積極的に活動する。現在、ピアノの弾き語りのみならず、バンドでのステージ、音楽教室での指導など、幅広く活躍中。

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